こんにちは。元分析職のずぼら主婦よぴです。
無添加生活に興味はあるけど、大変そう・・・
そんな方へおすすめなのが減添加生活♪
時短だけど、美味しい!
手抜きしながら、健康・美味しいを叶えるブログです。
今回は「米油」についてご紹介♪
なんとなくヘルシーそうなイメージ、国産のイメージがありますよね。
「ドンキの米油」に限らず米油を深堀りしていきます!
▼この記事はこんな方へおすすめ▼
・米油の危険性を知りたい方
・おすすめの米油を知りたい方
米油とは
玄米からお米を精米すると、お米のカスが出ます。
いわゆる「米ぬか」ですね♪
米ぬかの18~20%は油でできており、しぼると米油がとれます。
(参考:米油とは何ですか。|農林水産省)
米油の栄養
米ぬかの栄養価の高さはよく知られていますが、米油は米ぬかをしぼったものなので栄養もそのまま引き継いでいるんです。
こちらの論文をもとにご紹介♪
▼米油の劣化特性評価|名古屋文理大学紀要 第13号(2013)
悪玉コレステロール(LDL)を減らし、血液の中の余分な脂質をおさえる。
・γ-オリザノール
コレステロールの吸収をおさえ、自律神経を整える。
・フェルラ酸
抗酸化作用がある。アルツハイマー病の予防も期待されている。
・ビタミンE(トコフェロール)
抗酸化作用があり、血圧の低下や悪玉コレステロールを減らす。
”若返りのビタミン”とも言われる。
・スーパービタミンE(トコトリエノール)
ビタミンEよりもさらに強い抗酸化作用をもち、抗がん作用も報告されている。
このほかにもたくさん栄養が含まれますが、
米ぬか由来の栄養がとれるのが、やっぱり嬉しい。
実は植物油の中で米油はリノール酸が一番少ないんです。
リノール酸とは?体内で合成することができない必須脂肪酸で、血液中のコレステロールや血圧を下げる効果があると言われています。参考:Essen No.159(2019)|北里大学病院栄養部発行
ところが、コレステロール低下作用はほかの植物油に比べ最も高いことが分かっています。
リノール酸は摂りすぎると炎症作用があるので、少ないリノール酸でコレステロールが減らせるのは魅力的。
米油のメリット
1. 無味無臭
オリーブオイルや、なたね油、大豆油、ごま油のような風味も一切なし。
揚げ物やアヒージョなど、油をメインにしたお料理では
匂いがつかずに使いやすい一面も。
2. 天ぷらがカラッと揚がる
天ぷらがべちゃっとした経験はありませんか?
これは、食材から水が出てきて油が泡立ってしまい、油に温度ムラができることが原因です。
米油は脂肪酸がバランスよく含まれているので、泡立ちが少ないんです。
そのため、温度ムラができにくく、カラッと揚がりますよ♪
(参考:こめ油のひみつ|つの食品)
3. 酸化しにくい
抗酸化物質を多く含むため、油が酸化しにくいのもポイントです。
先ほど紹介した論文では、180℃でつかった場合、48時間は品質を保てます。
それ以上は脂肪が酸化するのでやめとくのが◎
4. 遺伝子組み換えでない
現在日本では、米の遺伝子組み換えは承認されていないので、安心して食べられます。
そして、米といえば日本!国産が多いのも安心。
現在多く輸入されているキャノーラ油、トウモロコシ油、大豆油。
この原料となる菜種、トウモロコシ、大豆は遺伝子の組み換えが承認されています。
遺伝子の組み換えは除草剤に負けない植物をつくるための技術。
言い換えれば、除草剤をつかっているということです。
米油のデメリット
それはなんと言っても、価格が高いこと。
米ぬか60kgから、たった1㎏しかとれないんです。
そのため、どうしても価格が高くなってしまうのです。
米油に危険性はある?
結論から言うと、危険性はありません。
しかし、有害物質を使う製造方法もあるので、どんな製造方法か納得して買うのがおすすめ。
製造方法は2つ。
1. 溶媒抽出
米ぬかにノルマルヘキサンという溶剤をつかって、油を抽出させる方法です。
ノルマルヘキサンは、生殖器や胎児へ悪影響のおそれがあり、刺激の高い化学薬品です。
※製造過程でヘキサンは完全に除去され、残留を確かめる試験は厳格に行われます。
2. 圧搾法
ヘキサンを使うよりも、手間がかかるのがこちら。
その名の通り、機械の強い力でぎゅっとしぼりとる製法です。
ヘキサンで抽出するよりも少ない量しかとれないので、より値段が高くなってしまうのです。
ドンキの米油 基本情報
商品名 | こめ油 |
---|---|
内容量 | 915g |
原材料名 | 食用こめ油 |
定価 | 528円(税込) |
原産国 | タイ |
(参考:こめ油|嗜好品・調味料|商品紹介|ドン・キホーテのピープルブランド(PB)「情熱価格」|驚安の殿堂 ドン・キホーテ)
実際にたべてみた
実は、ドレッシングとしても有能なこめ油。
加熱しないので、栄養をそのまま食べられます。
・砂糖・・・大さじ1/2
・醤油・・・大さじ1
・酢・・・・大さじ1
・米油・・・大さじ3
・黒コショウ・・少々
大さじは、粉から先に使うと洗わなくて済むので楽◎
これ全部入れて、混ぜるだけ。
もぐ。
クセがない!どの野菜にも使いやすそう。
ちなみに、トマトにかけて食べるとリコピンとビタミンEの相乗効果で抗酸化作用が高まります♪
こども用には黒コショウをのけてね♪
がっつりが好きな人には、ちょっと物足りなく感じそうです。
そんなときは、にんにくをいれちゃおう!
にんにくチューブやにんにく塩麴でもいけそう。
▼手作りにんにく塩麴のレシピはこちら▼
他にも、天ぷら、アヒージョなどさっぱり風味を活かしたお料理で特に◎
おすすめの米油
ご紹介した米油はドン・キホーテの実店舗で購入できます♪
現在オンラインでの販売はありません。
ちなみに、明記されていませんが、ドンキの米油は圧搾法ではなく溶媒抽出法で製造されていると思われます。
なぜなら、圧搾法はそれだけでブランドになるので明記するし、そもそも安いので。
ドン・キホーテがお近くにない方は、ネットでも簡単に購入できます。
製造方法ごとに米油を探してみたよ~
●溶媒抽出法(安め)
・JOYL こめ油 700g \606(税込)by Amazon
・三和油脂 みづほ 米油 900g \644(税込)by Amazon
・つの食品 こめ油 1500g \1,180(税込)by Amazon
・ボーソー油脂 国産 こめ油 1350g \906(税込)by Amazon
●圧搾法(少し高め)
・TSUNO 米油 圧搾一番搾り 600g \1,840(税込)by Amazon
・三和油脂 国産 コメーユ 450g \1,890(税込)by Amazon
・オカヤス 圧搾 米油 400g \3,200(税込)by Amazon
やはり、圧搾は化学薬品を使わないので「安心安全」のイメージからも高くなりがち。
溶媒抽出法も安全性が保障されているので、ご安心を。
どちらの製造方法でも栄養は変わらないんですよ♪
まずは、米油を買って、気軽に使ってみてはいかがでしょうか♪